葉が大きく照りが美しい、三宅島のブランド榊(さかき)

温暖多雨な海洋性気候であり、海水の混じった強い風が吹く伊豆諸島の島・三宅島。
栽培地である三宅島の神着(かみつき)地区で生産される「神着榊(かみつきさかき)」はとても丈夫で、葉が大きく肉厚で照りが美しい逸品です。
ボリュームがあるため、一本で見栄えがするのも特長です。

じつは日本で流通する榊のほとんどが中国産であり、国産は希少で価値があるブランド品です。
とりわけ、三宅島産の榊は高品質で、一見してその特別感が伝わるはずです。

ごあいさつ  神着榊 園主・津村 秀紀

令和元年に株式会社Tsumuraを設立し、伊豆諸島の島・三宅島の神着地区にて「榊(さかき)」の生産を開始しました。
私の生まれ育った三宅島は、温暖多雨な海洋性気候であり、海水の混じった強い風が吹きます。そんな厳しい環境が榊には適しており、葉が大きく肉厚で照りが美しいブランド榊「神着榊(かみつきさかき)」が育つのです。

じつは、私は園主であるとともに、プロの和太鼓奏者でもあります。
父と三兄弟の一族だけで結成した和太鼓集団「三宅島芸能同志会」の一員として三宅島の祭り太鼓をルーツとする「三宅島神着神輿太鼓(みやけじまかみつきみこしだいこ)」を国内はもちろん、海外でも演奏しています。
舞台上での太鼓の打ち込みは一族4人で行いますが、全員がライバルだと思っています。「最大限の打ち込みをすること」を課題とし、日々の稽古に励んでいます。

「榊」と「太鼓」。一見すると全く異なるものに思えます。
しかし、神事にて演奏される太鼓と「神の木」である榊は通ずるものがあります。
また、太鼓は日々の稽古による積み重ねが、一発の重みのある音を生み出します。同様に神着榊の生産においても、日々の精進がハイクオリティな品物の提供につながると信じています。
和太鼓の演奏では、伝統芸能の素晴らしさ、「音」をお客様の身体に轟かす打ち込みを国内外へ伝えています。
榊事業では、神着榊をハイブランドに押し上げ、全国に届けてまいります。

最終目的は三宅島で農業インフラを起こすこと。三宅島を榊の一大産地にし、榊による雇用創出や観光推進といった地域振興を目指します。
これをモットーとし、神着榊の生産に懸命に取り組んでまいります。

園主プロフィール

株式会社Tsumura代表取締役社長
津村 秀紀 Hidenori Tsumura
1983年、三宅島にて津村家の次男として生まれる。
幼少期より父の指導の下、和太鼓の稽古に励む。東京の専門学校卒業後に一度は就職するが、週末には父が運営する太鼓教室や公演・イベントを手伝うかたちで太鼓と関わり続ける。教室の規模拡大や全国からの演奏依頼の増加に伴い、気づいた頃には太鼓が生活の一部となる。20代中盤から本格的に和太鼓の指導者・演者となる決意を固め、「三宅島芸能同志会」として活動。
令和元年、故郷の三宅島にて株式会社Tsumuraを設立。ブランド榊「神着榊」の生産に取り組む。

なぜ和太鼓集団が「榊」なのか?

それは「神の木」である「榊」が神事にて演奏される和太鼓にも通ずるからです。
そして、私たちの生まれ故郷である三宅島が榊の栽培に適しており、榊による雇用創出や観光推進などで三宅島の地域振興 を支えたいと考えているからです。
恵まれた生育環境に加え、徹底した圃場管理と育成技術によってさらにクオリティの高い 「神着榊」を目指し、「株式会社Tsumura」は、令和元年に故郷・三宅島にて新会社を立ち上げ、本格的に【榊(さかき)】の生産を開始いたしました。皆さまにこの三宅島の榊をお届けできるよう生産を続けてまいります。

三宅島芸能同志会

私たち、株式会社Tsumuraの母体「三宅島芸能同志会」は、父と子の一族だけで活動する世界で唯一の和太鼓集団です。
国内外での公演活動に加え、1都1府20県以上、海外では4カ国で指導に当たり、音楽の教科書『中学生の器楽』(教育芸術社)で紹介されるなど、伝統芸能としてのポジションを確立しています。
https://miyaketaiko.com